From mine-D
 フィッシュボーンファンサイト"TSUNAMI WO OKOSE!!"にようこそ。管理人の一人、mine-Dといいます。この日本でも「フィッシュボーンの音楽」という津波を起こすべく、このサイト名にしました。Yeah!

 ぼくが彼らの音楽を初めて聴いてから、ずいぶん長い年月が流れました。一貫してすばらしい音楽をやり続けているにもかかわらず、彼らは本国アメリカでも、この日本でも、「売れている」とは言えない状況が続いています。このサイトをやろうと思い立ったのは一人でも多くの人に彼らの魅力を理解してもらって今のような状況を変えたかったからだし、ファンの端くれとしてぼくができるのはこういう形の応援でしかないからです。

 ぼくとバンドとの関わりを書いておくと、最初に聴いたアルバムは「Truth and Soul」です。22歳の時でした。それまで洋楽を聴くことはなかったのですが、なぜかその頃洋楽ロックに目覚めて、ロックの「勉強」を始めたのでした。ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリンといったクラシカルなロックを聴き始めるのと同時に、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジェーンズ・アディクション、そしてフィッシュボーンなどの、LAにおける新しい動きも追いかけ始めていました。RHCPはアメリカで偶然ライヴを見てものすごく気に入って今はファンサイトをやっていますし、JAはややヘヴィ・メタル的要素が見えていたものの、ハードなものを期待していたぼくにとって比較的入り込みやすいサウンドだったといえます。しかし、フィッシュボーンのそのアルバムだけは、最初聴いたときどこがいいのかよく分かりませんでした。「Fredie's Dead」なんかのヘヴィな曲やノリのいいスカチューンは入り込めたのですが、他の曲に関しては「…なんだろう?」というのが正直な感想でした。だけど何度も聴き込むうちに、このアルバムのよさがだんだん分かってきました。実に様々な音楽性の融合、ソウル、ファンクといった黒人音楽的素養、社会的メッセージ、そして全体を貫くパンク・スピリット…。すっかり彼らの作り出す音楽の虜になってしまったのです。ファースト、セカンドアルバムも買い求め、初期のスカ、パンク色の強いサウンドも気に入りました。

 最初に見たライヴは「Truth and Soul」ツアーで日本に来た時のものでした。大阪の「御堂会館」というホールだったと記憶しています。座席ありのホールだったためライヴハウスで味わえるようなクレイジーなショウではありませんでしたが、それでもこのバンドの魅力を十分に堪能できるすばらしいものでした。その後も何度か来日するたびに彼らに会いに出かけましたが、いずれも最高のショウばかりでした。彼らのライヴはどれも当たりはずれがなく、本当にすばらしいと思います。

 バンドは「The Reality of my Soroundings」「Give a monkey a brain...(モンキーの惑星)」とヘヴィな表現に力点を置いたアルバムを発表し、ぼくの中でもますますフィッシュボーン熱は高まってきました。この2枚のアルバムくらいが、ぼくにとっていちばん盛り上がっていた時期だったといえるでしょう。このままバンドはブレイクしていくんだと思っていました。しかし、様々な事情からぼくは、持っていたCDやヴィデオを全部売り飛ばしてしまう事になりました。それが'94年くらいのことです。その後知ったことですが、フィッシュボーン自身も、がんばっている割にCDの売れ行きがパッとせず、昏迷の時期を迎えていたようです。

 それから2000年に至るまで、ごく一部を除いてロックのCDを買うということはありませんでしたし、様々な情報からもまったく身を遠ざけていました。ですから「Chim Chim's Badass Revenge(フィッシュボーンの逆襲)」は発表されたことさえ知りませんでした。しかし2000年に入ってからRHCPのファンサイトをオープンしたこともあって、ぼくは徐々にロックの世界に戻るための「リハビリ」を始めていました。そんなさなか、「フィッシュボーンが新譜を発表する」「しかしメンバーは大部分が脱退していた」そんな複雑なニュースを耳にしたのでした。加えて夏の「フジロック」にバンドが参加することも知り、にわかに自分の中でこのバンドに対する熱情が息を吹き返し始めたのでした。

 アルバム「サイコティック・フレンズ」は、以前と比べるとかなり「おとなしくなった」という印象を持ちましたが、このバンド独特の持ち味は健在だと感じました。さらに2000年11月に挙行された来日ライヴに参加するに至って、「このバンドはなんにも変わっていない」という思いを強く持ちました。メンバーの大幅なチェンジという激変を経ながらもサウンドの変化はなく、また年齢的な衰えもまったく感じさせない、ものすごいライヴだったのです。そのライヴを体験したことが、このサイトをオープンさせるための、直接のキックになっていることは間違いないと思います。フィッシュボーンは全然変わってない。このバンドはくたばってなどいないのです。

 さて、moggeeさんという強力な助っ人と知り合えた事によって、ここに晴れてフィッシュボーンのファンサイトをオープンすることができました。バンドヒストリー、メンバー紹介、アルバム評と、バンドの魅力…といったものを用意しています。どうか楽しんでいってください。ぼくは今まで、フィッシュボーンのファンだという人には数人しか会ったことがありません(まあ、ライヴ会場にはいっぱい来てるけど、話したりすることはないから)。日本にどれくらいこのバンドのファンがいるのか知りたいし、そうした人達がどんな思いで彼らの音楽を聴いてきたか、彼らのどんなところが好きなのか、どんな意見を持っているのか…そんなことをすごく知りたいのです。よろしければ掲示板に書き込んだり、メールをくださったりして、教えてもらえると最高にうれしいです。

 最後になりましたが、このサイトを作るに当たって、資料や情報の提供という形でヘルプしてくれた人達に心から感謝します。無理をいってすいませんでした。アルさん、わかちさん、けんじさん、スペシャルグレイトなイラストを描いてくれたB坊さん、Movable Typeの設置に協力してくださったmojoさん。そしてもちろん、共同管理人であり、本物のフッシュボーンフリーク、Nuttであるmoggeeさん!どうもありがとう。文字通り、彼らがいなければこのサイトはできていませんでした。それでは、このサイトを楽しんでください。(mine-D)


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